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m | オケ合わせの合間に
ヴァイオリンの黒柳紀明 さんとお話しした際、 「ここのオーケストラは
面白い。僕は好きですよ」 と、少年のような表情で 語っていらしたのが 大変印象的。 大ベテラン奏者の その一言に、
肩に入っていた力が スッと抜けた様な気がした。 |
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| 2002年12月26日・27日(両日公演)ベートーヴェン「第九」ソリストを務める 於 東京芸術劇場大ホール |
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2日目(27日):左より母、伯母、祖母、そして二人の伯父。 |
初日(26日):友人と楽屋前にて 二人とも二期会研修時の同期で親友です♪ |
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「音楽現代」2003年3月号 「コンサート・クリティーク――演奏会評」 ◆第142回宇宿允人の世界 宇宿允人/フロイデフィルによるベートーヴェンチクルスの第五回はまず近藤ひかりの独奏によるモーツァルト/フルート協奏曲第二番で近藤の優美なソロが光っていた。メインの「第九」(青柳有香子、末芳江、佐藤敦史、山崎岩男、フロイデP合唱団他)は正に世界一のベートーヴェン!筆者が今までに聴いた「第九」では文句なしのベストワンだ。第1楽章第1主題のアゴーギクからからやり尽くしていてものすごい迫力。宇宿は流行の今風のベートーヴェンには目もくれず「第九」のスコアを立派に鳴らすことしか考えていない。響きに厚みがあり低弦も良く鳴り音が活きている。展開部など背に全人類の悲しみを背負っているように感じられたほど。スケルツォのリズムの強靭さも特筆すべきでティンパニが激烈。アダージョも第2主題に入るだいぶ前からテンポを落としたり緩急自在で指揮者の意図が末端まで浸透していた。「警告」の後は実に凄惨な響き。フィナーレのガッと来る低弦の実在感、変幻自在のテンポ、自然発生的な歓喜の歌も感動的。 |
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m | ポーランドワルシャワ公演 2004年5月4日 会場 ポーランド国立放送ホール ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」 ソプラノソリストを務める 管弦楽 ポーランド国立放送交響楽団 |
現地でのプログラム
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| mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm | ワルシャワ市街の広告塔に貼られたポスター |
Japon ski chorWasei-Kai |
平和祈念コンサートにて ベートーヴェン「第九」ソリストを務める 2004年8月7日 東京芸術劇場大ホール |
2002年12月に続く芸劇での真夏の「第九」 自分自身、かなり音へのこだわりを持って 臨んだ公演でした。 |
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公演後に見つけたサイトで当日ご来場頂いた方の音楽評です。 かなり細かく分析されているので、ステージにおける 自分を客観的に見ることができました。↓ |
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8月7日(土)東京芸術劇場大ホール 第151回「宇宿允人の世界」平和祈念コンサート ベートーヴェン:「エグモント」序曲 ベートーヴェン:「交響曲第5番」ハ短調作品67 ベートーヴェン:「交響曲第9番」ニ短調作品125<合唱付> 指揮:宇宿允人 管弦楽:フロイデフィルハーモニー ソプラノ:青柳有香子、アルト:星野恵里、テノール:森田有生、バリトン:山崎岩男 合唱:フロイデフィルハーモニー合唱団 夏の盛り、このシーズンはプロのオーケストラの定期演奏会は夏休みためなく、演奏会もあったとしても”親子のためのポピ ュラーコンサート”の類が多く、いささか物足りないのだが、宇宿さんは音楽人に夏休みなどない!と言わんばかりの超重量 級の演奏会を開かれます。”運命”と”第九”と序曲などというプログラムは、演奏者にも聴く側にも負担が大きくてなかな かできないもの。しかも、今日は14:00と19:00の2回も演奏するといいます。 私のコンサート選びというのはほとんど無計画 的で、前売り券を買うことはめったにありません。今日のコンサートも行くのを決めたのは朝起きてから。最近の宇宿さんの コンサートはほぼ満席になるので、早めに会場に行って当日券を買いました。開場になる頃には既に当日券は売り切れ 「A席譲ってください」などの紙を持った方も数人出るほど。 さて、演奏会の最初は「エグモント序曲」。宇宿さんがタクトを 下ろす。しかし音が出ないと思ったら、ぱっとトランペットと弦が会場をつんざいた。彼の棒は素人には全く読めない。何度も 練習を重ねた団員だけがその”気”を感じることができる。一歩一歩踏みしめるように音楽が進む。彼の指揮するこの序曲は 何度か聴いたが聴くたびに彫りが深くなっている。オーケストラの気合も並大抵でないことがひしひしと伝わってくる。彼の 音楽観については、プログラム等に度々掲載されていて、その精神至上主義的な考えに少々付いていけないと感じる人も いるかもしれない。私もはじめは正直、半信半疑で彼の音楽を聴いていた。やや強引な音楽作りに、言行不一致ではない かと感じたこともある。しかし、最近の内的に密度の高い演奏を聴くうちに、彼の言葉と演奏がかなり近づいてきているのを感 じている。「エグモント」はそんな演奏だった。大変劇的な演奏であるが、中身がいっぱに詰まっている。この曲の私のお気に 入りは、ジョージ・セルがウィーン・フィルを振ったスタジオ録音だが、それ以上かと思えるくらいの名演だった。 続いて「第5番」。冒頭、今度も指揮棒を動かしてもなかなか音が出ない。いつ出るんだと思った頃に、突き上げられるように 音が出た。今度はさすがに少し乱れたが、これこそ宇宿流の指揮なのだ。ティンパニが豪快なのが彼の演奏の特徴であり、 私もそこがかなり好きなのだが、全面的に成功しているかというと、必ずしもそうでなく、ティンパニの強さが音楽を汚してしま っているところもなくはない。”運命”は難しい曲と言われるだけに、宇宿さんとしてもまだまだ追求しがいがあるのではないか と思われます。しかし第2楽章は、とても自然でのびのびとした音楽になっていました。私にとってこの楽章は、幼少時のかす かな記憶と結びついていて、懐かしさという以上に魂があの頃へ飛んでいってしまうような恐怖感のようなものを感じます。 普段閉まっている潜在意識の扉を開ける音楽なのかもしれません。 第3楽章から第4楽章へはとても劇的。とても緊張感の 高い音楽で、まるで2時間の映画を見たような充実感と疲労感を感じました。演間ではありますが、拍手のあと宇宿さんがマ イクを手に取られ、25分の長めの休憩。 さて、後半の「第九」。宇宿さんの第九を聴くのは2002年の12月以来。ティンパニの力強さは、この曲にはよく合っている。 力強さが格調の高さに繋がっている。それにしても楽員の方の集中力はすばらしい。弛緩することが全くない。各パートの 一糸乱れぬ動きを見ていると、まるでオーケストラが一つの生き物のように見えてくる。有機的とはこういうことだろう。演奏の 印象は1年半前の演奏とほぼ同じだが、アンサンブルの精度だけを取れば、前回聴いたほうに少しだけ軍配が上がるかも しれないが、それは相対的な話であり全体としては極めて質の高い演奏。これだけの第九を演奏できる指揮者とオーケス トラが日本でほかにあるだろうか?いや、できる指揮者、オーケストラはあるのだろうが、やろうとしないのかもしれない。 ここ迄気合を入れて演奏しなければならないほどの使命を感じられるか?そこが違うのだと思う。あの指揮者とオーケストラ は、我々聴衆の大半が期待するところより遥か上の高いものに向かって演奏している。「そこまでやらなくても・・・」と思って しまうが、宇宿さんにしてみれば、その考えこそが芸術を退廃させる悪の根源なのだろう。とにかく、彼はもの凄い使命感で 音楽をやっている。 第3楽章は天上の音楽。とても気持ちよく聴きました。第4楽章は以前より、さらに音楽がスムーズにな った気がします。合唱団も、実によく声が出ています。男声、女声とも明晰でオーケストラに負けないほどのエネルギーが あります。大変優秀な合唱団です。よく練習されたと見え、オーケストラともよく合っています。ソリストも美しい。最後のコー ダは力が入り高揚感も最高でした。 大きな拍手に応え、再び宇宿さんがマイクを取ります。彼は、今日が平和祈念コン サートだからではなく、演奏会のたびに戦争のおろかさを訴えてきました。彼の話で初めて知りましたが、ヨーロッパ連合 EUの国歌は、この第九の歓喜の歌になったそうです。ベートーヴェンの平和への想いが200年の時を経てようやく形になっ たということです。そして、最後に「君が代を演奏します」と。 音が出た瞬間、私の体は震えました。実は、生で「君が代」を聴くのは生まれて初めてでした。心を大きく突き動かされたよ うな気がしました。いつもこんなに生の音楽を聴いているのに、自分の国の国歌を聴いたことがなかった。聴き終えて、この 曲に心が動いたことで自分は日本人なんだなということを初めて実感として感じた気がしました。そしてアイデンティティー を認識することの大切さ、その為の国歌の役割というものについて考えさせられました。なぜこの国では国歌が慕われない のでしょう?毎年卒業式シーズンになると必ず教師が起立したのしないのがニュースになります。そもそも学校では国歌を 教えません。こんな国は世界に他にあるのでしょうか?正直、この「君が代」の歴史的背景について私は全くといっていい程 無知ですが、国歌を歌うことがどこかタブー視されているのはおかしいと思います。曲が悪いのなら新しい国歌を作ればい いと思うのですが。日本人みんなが歌える歌があるっていいことだと思いませんか? 本題からそれましたが、そんなことを 考えさせる宇宿さんのコンサートでした。実にいい体験をさせていただきました。ありがとうございました。 (あの後、もう1回同じ演奏をされたんですよね。脱帽です。どうか無理をしないで末永く棒を振って下さい) |
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2004年12月12日 行田市制施行55周年記念演奏会「第九」公演にて ソリストを務める 管弦楽:東京ニューシティ管弦楽団 於:行田市産業文化会館(ベルプラス) |
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2005年11月5日・6日(両日公演) 文化庁事業オペラ「修道女アンジェリカ」(G.プッチーニ作曲)に助修女コンヴェルセ役で出演。 指揮:菊地彦典 演出:岩田達宗 会場:新国立劇場中劇場 |
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「音楽の友」 2006年 1月号 コンサートレヴュー
日本オペラ団体連盟人材育成オペラ公演/《修道女アンジェリカ》・《ジャンニ・スキッキ》
日本オペラ団体連盟が、文化庁芸術団体人材育成支援事業の一環で行う人材育成オペラ公演は、藤原歌劇団や二期会、
東京オペラプロデュースといった団体の壁を超えて、オーディションを受けた若手歌手を中心にオペラを作りあげるものだ けに、練習を積み重ねて練り上げられた演唱によって、各団体の本公演とは一味違った密度の濃さを持っている。今回の 演目はプッチーニ「3部作」の中の2曲。《修道女アンジェリカ》と《ジャン二・スキッキ》は、ともに登場人物も多く、新人に多く のチャンスを与えるという意味においても、さらには「人材育成」という面においても、この公演目的には相応しいものだろう。 中村靖、久保田真澄、牧野正人といったベテラン勢の助演、岩田達宗の簡素にしてアイディアに満ちた演出、そして大ベテ ランの菊地彦典の指揮を得て、若手歌手たちは、その実力を遺憾なく(時には実力以上に)発揮した。大粒の歌手ではなく てもアンサンブルをきっちり組み立てることによって、オペラはその面白さを観客に納得させてくれることをこの公演は証明 している。惜しむらくは、ダブルキャストが各1回のみの本公演であるということ。地方巡業などの展開も望みたい。 (11月6日・新国立劇場〈中〉 以上、國土潤一) |